■RELATIVE TIME-TABLE 2001
2001年/16ミリ/パートカラー/サウンド/6分/
サウンド:山崎 修
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同じ構図の同じ瞬間を、ハーフミラーを使った簡単な装置を使い、2台のスーパー8カメラで撮影した。カラーとモノクロで写されたこれらのフィルムを自家現像し、16ミリにブローアップした。画面には、同じ瞬間の同じ構図の“映像”が交互に出現する。カラー部分は24コマ/秒、モノクロ部分は1コマ/2秒だ。同じ瞬間、同じ構図と言っても、それは映画が現実を時間的空間的に記録再現するという思い込みによって初めて考えられることだ。映画フィルムを造形的素材として、直接手を使って扱えば、それがいかに曖昧なことか見えてくる。
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